人気ブログランキング | 話題のタグを見る

寒稽古2012

寒稽古2012_b0212413_15582946.jpg泉武道館では、毎年「宮城県公立武道館協議会10,000人寒稽古」を実施しております。
これは宮城県公立武道館協議会と(財)仙台市スポーツ振興事業団が主催し、それぞれの公の武道館が主管、そして各競技団体が後援という形で、宮城県の公立の武道館で稽古する武道団体がそれぞれの地域で実施し宮城県全体で一万人の人達が寒稽古を行いましょうという趣旨のもとに開催されています。
「寒稽古」とは、いうまでもなく古来より伝統として伝わる武道の修錬ですが、技術の習得というよりもむしろ「酷寒に耐えて心身を鍛える」それも特に「精神力の養成」ということに重きがおかれています。
泉武道館では、剣道、柔道、弓道、なぎなた、合気道などが毎年第一または第二土日に合同で行います。最初の土曜日に合同開会式を行います。本年は1月7日に行われました。
寒稽古2012_b0212413_15514294.jpg
毎年この日程は、合気道の本部道場にて行われる「全国道場・団体連絡会議」「新年賀詞交換会」「鏡開き」と必ず重なります。私がその行事に出席するために上京いたしますので、大変申し訳ないと思いながら、合同の寒稽古ではなく合気道独自の日程を決めさせていただいて実施いたしております。
本年は、13日(金)と14日(土)の二日間の日程で開催いたしました。
私どもの全道場・教室に呼びかけて「合氣道神武錬成塾合同寒稽古」として実施いたします。といっても、古川、富谷、仙南方面(大河原、角田、亘理、名取)、カルチャー教室からの参加はなかなか難しいものですから、泉・利府・仙台南の3ヶ所に所属する塾生がほとんどです。
13日は、通常の時間帯に子供の部と一般の部とに分かれて行いましたが、14日は2時間の内1時間は子供・一般の合同で行いました。
二日間の参加延べ人数は、一般の部21名(男15・女6)、子供の部41名(男27・女14)の計62名でした。
一昨年は一般の部35名、子供の部94名の計129名が参加してくれましたので約半分の参加者です。合同寒稽古というにはちょっと淋しいものがありました。
寒稽古2012_b0212413_1551154.jpg
土曜日の一般・子供の合同稽古は、子供たちはいつもの走ったり飛んだりですが、一般の方たちにも子供さんと一緒に行っていただきました。(但し無理をしないようにと前もってお願いをしておきました)
175畳ある柔道場を10周した後、子供は5組、一般は2組に分かれて、7名で一緒に縦に走ったり、後向けに走ったり、馬と呼んでいる四つん這いで走ったり、蛙飛び、横っ飛び、前蜘蛛、後蜘蛛など多くの補強運動です。4歳から70代の大人まで一緒に行うわけですから、高校生、大学生は余裕ですし、子供はすぐ疲れますが、何組か待っているうちにすぐ回復して元気になります。大人はそうはいきません。時間が立つほどくたびれてきます。
30分余り行った後2~3分休憩、そして合同の技の稽古です。
技になると年をとっても子供には負けません。今度は丁寧に指導する番です。私どもでは指導方針が異なりますので、普段では一般の部と子供の部との一緒の稽古はほとんどありません。一般の塾生にとっても子供の塾生にしても数少ない貴重な時間かも知れません。お孫さん以上の年齢の離れている人たちの組み合わせの稽古は見ていてほほえましいし大変いいものです。
寒稽古2012_b0212413_15523816.jpg
最後にもう一度道場の周りを10周して、合同寒稽古は終了しました。
子供さんを帰してから一般の部の稽古です。中学生そして6年生には一緒に稽古するよう呼びかけ出来るだけ残ってもらいました。
残った子供たちは有望な子が多いので、そのまま中学・高校と稽古を続けてくれればいいなぁ~と思いながら、一般の部の稽古の指導に当たりました。本年は穏やかな年であることを願い合同寒稽古は無事終了いたしました。

寒稽古2012_b0212413_15534639.jpg

by shinbu_369 | 2012-02-10 15:55