スポーツアコード・ワールドコンバットゲームズ(世界武道・格闘技大会)2013に参加して

前回に引き続き、白川竜次道場長のブログです。

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 全日本合気道連盟の代表としてスポーツアコード・ワールドコンバットゲームズ2013・WCG(World-Combat-Games)に出場させていただきました。
 大会はロシアのサンクト・ペテルブルクで開催されました。このサンクト・ペテルブルクとは旧ソ連時代の首都、レニングラードでありプーチン大統領の故郷で知られ、現在では首都モスクワに次いで500万人が住むロシア第二の都市となっております。
 10月18日12時、合気会・本部道場に日本から参加するメンバー全員が集合して、大会詳細確認を行った後、道主植芝守央先生にご挨拶、そして決意表明をさせていただきました。
 道主先生からは「全日本合気道連盟の代表として日本を背負って頑張りなさい」とお言葉を頂きました。身の引き締まる思いと同時に日本の代表者としての責任の重さを改めて感じました。
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 深夜1時、羽田を出発して10時間後ドバイに到着、3時間のトランジットでサンクト・ペテルブルクまで7時間と計20時間掛かりました。本来なら10~12時間で着くそうなのですが大会指定の航空会社を使用しなければならず、日本からその航空会社を使うとドバイ経由で20時間も掛かるのです。さすがに疲れました。到着後すぐホテルに移動、全参加国が集まりました。主催者の簡単な挨拶があり、そして大会の合気道大使を務めます植芝充央先生からもご挨拶がありました。その日は皆さん、移動で疲れましたのですぐ寝ました。そして翌日は講習会がありました。今回のワールドコンバット・ゲームズに合わせてIAF(国際合気道連盟)の主催する講習会です。4人の師範を招いての講習会で、最初はウルフ・エバンス師範、クリスチャン・ティシエ師範、本部道場の宮本鶴蔵師範そして最後に植芝充央先生の講習会でした。ほとんどの参加者は4時間すべて稽古しました。私は飛行機の移動で身体が固まっていましたので稽古でほぐれてちょうど良かったです。講習会後は会場の下見をしました。
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 非常に大きく立派な会場そして設備がありました。その会場では合気道の他に、柔道、剣道、フェンシング、レスリングの試合が行われます。
 そしていよいよ翌日の21日・22日の二日間にかけて合気道の演武大会が始まりました。
演武は通常の演武大会とは異なり、ただ自由に技を披露するだけではありません。2日間に掛けて各国がそれぞれのプログラムに従い、指定の技、基本技、押さえ技、攻撃方法指定(正面打ちなど)、武器取りなどの決められた項目にそって演武します。
 合気道発祥の日本と大会開催国のロシアが優遇されており、出番が多い事と毎回1カ国単独で演武が許されます。32カ国81名の代表者が演武するのでまだ合気道が盛んでない国などは3カ国一緒という場合がありました。
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 日本の出番は全6回、一日目は4回、二日目は2回でした。
日本の項目は
1、Mixed Demonstration Basic 8 waza (基本技8個)
2, Mixed Demonstration Basic techniques(基本技)
3, Mixed Demonstration Applied techniques(応用技)
4, Mixed Demonstration ; Hanmi-handachi(自由技と半身半立ち) 
5, empty-handed techniques against Tanto(短刀取り)
6, Mixed Demonstration Free style(フリースタイル・自由技)です。
 日本は他国と比べ自由演武が多いのが特徴でした。また演武時間は4分間と6分間です。日本代表は演武会開始のトップバッターを務めました。
 大勢の観客が見守る中、演武の開始です。このワールド・コンバットゲームズは大会期間中にYOUTUBEでLIVE中継されており合気道も生配信されておりました。その為、会場には巨大モニターが二つと沢山のビデオカメラ、そして控室にも二つのモニターが設置され常に館内にリアルタイムの映像が流れていました。オリンピック委員会承認団体で世界最大のスポーツ組織であるスポーツアコードが運営する大会だけあって、その圧倒的な設備・放送は驚くものがありました。
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 このような華やかな世界の舞台で合気道大使の植芝充央先生が見守る中、日本の代表者として力の限り二日間に分けて全6回、一生懸命に演武させて頂きました。
 演武終了後には植芝充央先生と全日本を引率、監督を務められた宮本師範に「全日本のメンバーの演武は世界に恥じない素晴らしい演武だった」と有難いお言葉を頂きました。その言葉を聞いて本当に安堵いたしました。
 また会場で世界各国の演武をみて世界に広がる合気道を感じ、その技量の高さを肌で感じました。この大会を通じて沢山の刺激を受け、数々の経験をいたしましたのでこれからも発祥である日本の合気道に誇りを持ちながら日本国内でも世界に負けない広がりと発展を目指したいと改めて心に誓いました。
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 最後にこのような貴重な機会を与えて下さった、道主先生、若先生、そして全日本の宮本師範に改めて感謝申し上げます。この貴重な経験を大切にして今後も稽古に励みたいと思います。
また、この大会に向けて多くの方々(保護者の皆様・塾生の皆様)に応援して頂きました。皆様の応援のお陰で十分に力を発揮する事が出来ました。
 心より御礼申し上げます。
 本当にありがとうございました。
 道場長 白川竜次
◇写真はこちら

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by shinbu_369 | 2013-11-01 10:58