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b0212413_16241475.jpg 1月15日(日)本塾の鏡開きが行われました。
 一般の部・子供の部の塾生、保護者、家族が一緒に参加できる行事として、秋の「芋煮会」と並ぶ人気の催しです。
 一般的に「鏡開き」とは、お正月神様{歳徳神(としとくじん)・歳神(としがみ)}へのお供えの鏡餅(かがみもち)を1月11日にお下げして、一年の一家円満を願いながら頂く行事です。
 鏡餅は、大小の丸い餅を重ねて出来ております。古来、お餅は歳神様のご神体と考えられており、餅は望月(もちづき・満月)に通じ、その丸い形から家庭円満を象徴するとも考えられており、縁起物としてお正月に飾られるようになったと言われています。
 神様にお供えした餅は当然固くなっております。武士の家では刃物を使って切ることは切腹を連想するので縁起が悪く、また神様とも縁を切らないようにと刃物は使いません。そこでかなづちなどで叩きますが、「割る」とか「砕く」という言葉は使わずに、縁起がよいように運を「開く」という意味をこめて「鏡開き」という表現を使っています。結婚式での披露宴の最後に、「終える」とか「閉じる」「閉める」という言葉(これを忌み詞(ことば)といいます)を避けて「お披楽喜(ひらき)」というようなものです。鏡餅を頂くことを「歯固め」と言いますが、これは、固いものを食べて歯を丈夫にし、歳神様に長寿を願うことからです。
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 本塾ではもちろん11日には出来ませんので、第3日曜日に行っています。実際に神様にお供えした餅ではなく、「鏡開き(餅つき大会)」と名付けて、昔から餅は「杵と臼」を使って搗(つ)いたということを子供さんに知ってもらい、体験してもらうために行っております。平成14年5月に本部・利府道場が出来た翌年の平成15年の1月から続いております。資料を見てみますと、最初に手探りで始めた15年の鏡開きに135名(一般69名、小・中学生44名、幼児22名)参加とありました。本年も130名(一般塾生22、子供塾生54、保護者45、兄弟9)、昨年136名、一昨年132名とほぼ同じ参加人数です。参加される人は大幅に変わっていますが、変わらぬ参加人数ありがたいことです。
 子供の部の塾生のお母さん方、そして親睦会役員の方々の絶大なるご協力によってこの鏡開きは成り立っています。中でも石村基指導員と奥様のお手伝いは大変なものです。自分の家で収穫したもち米30kgを自宅で前日から研いで水につけておき、大崎市古川から持参して来ていただくのですが、杵と臼も一緒に持ってきてくださいます。大量の野菜も漬物も提供です。臼と杵は門馬伸至指導員も提供してくれますし、ガスは常松成己顧問が提供してくれます。このような多くの方々の献身的な協力があるからこそ、一家族3名まで無料(親睦会費は頂いているのですが)で参加が可能なのです。ほんとにありがたい限りです。
 役員は9時、お手伝いのお母さん方は9時半に集まりそれぞれが自分の行うことを次々と手際よく行っていきます。鏡開きの開始は11時ですから、一般の参加者は10~15分くらい前に集まってきます。
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 最初に鈴木康弘指導員の開会の言葉、続いて細山勇親睦会長の挨拶があり、私が神事を執り行ないます。まず、お祓いをし、神棚に向かって新しい年・月を寿ぎ、皇室・国家・国民を言祝ぎ「天下泰平、五穀豊穣、万民豊楽」そして塾生、その家族の精神健全・身体健固・心願成就を願って祝詞を奏上させていただきました。
玉串を奉げた後、「昨年の大震災のこと、また年が改まったので、最近は西暦が多く使われるが、和暦(日本の元号の平成)そして皇紀(神武天皇が即位した日を建国の日と定めそこから数えて)2672年。個人でも家庭で誕生日を祝うのに、国家が誕生した日を祝わないのは不自然である。わが国では、建国記念日には必ず祝うグループと、祝うどころか阻止をしようというグループが存在する。右翼も左翼もなく政治的なイデオロギーは抜きにして、素直にお祝いしたいものである。外国では建国記念日、あるいは独立記念日は大いに祝杯を上げている。今は小学生の子供さんも10年、20年するとこの日本を背負って立つ若者になっている。少しでもより良い日本にするために、引き続き子供の部に力を注きますので、保護者の方のご協力をお願いしたいし、そのような若者を育てるために、合気道の稽古を通して、本年も本塾の五大基本方針を実践してまいりますというようなお話しをさせていただいた。
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    本塾の五大基本方針
1、一人でも多くの人に合気道を!
2、合気道を通して世の中に貢献を!
3、合気道を通して日本の伝統文化を学ぼう!(守ろう!伝えよう!)
4、合気道を通して日本人の心を取り戻そう!
5、合気道を通して日本人としていかに生きるべきかを考えよう!

 その後、子供さんは駐車場に出て二手に分かれて並び、順番にお餅を搗きました。あいにく寒さは厳しくこの日の最高気温は3,8度。毎年来ている子、初めて参加する子、どの子も笑顔イッパイ。子供は風の子であります。杵は大・中・小と揃えていますので年令にあわせて好きな物が選べます。3歳くらいになれば小さな杵で搗くことが出来ます。お餅を搗いたところで、12時過ぎに全員道場に集まり「黙想…そして、いただきます」それからは友達同士、あるいは家族同士とお母さん方が用意してくださった、お雑煮、ずんだ餅、黄な粉餅、餡子餅(こしあん、粒あん)皆さんそれぞれ好きなだけ食べ放題です。私と何人かはお神酒(みき)(お酒を神様に奉げ、お下げするとお神酒に変わります)を少し頂きました。ジュースも、お茶も十分用意してあります。1時間以上食べたり飲んだり、お雑煮はよい味付けでほんとにおいしく3杯もお替りをいたしました。どの子もどの人もお腹いっぱい。お腹がいっぱいになると人は幸せになります。皆さん笑顔です。笑顔はほんとにいいものです。震災のことを一時皆さん忘れたでしょうか?
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 13時50分頃、「黙想…ごちそうさま」をして、三々五々解散いたしました。それからの後片付けもまた大変です。道場の片付け、食べ物の後片付け、残り物、燃えるごみ、プラスチックなどなど。お手伝いのお母さん方、役員の方々の手際のよさで次々と片付けられていきます。14時30分頃に全てが終了いたしました。
 今年もおかげさまで無事鏡開き(餅つき大会)を終えることが出来ました。お手伝いいただいた保護者の方々、役員の皆さまには深く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
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by shinbu_369 | 2012-01-23 16:35
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 私どもの「本部・利府道場」が開設された平成14年の翌年から年越し稽古を始めました。
 最初の年は14名の参加者でした。それから少しずつではありますが参加者が増えていきましたが、本年は震災の影響で塾生が減少したためか若干少なめの22名の参加者でした。しかし今年はうら若き女性が6名も参加してくださいました。
 例年厳しい寒さに見舞われるこの年越し稽古ですが、今年は穏やかに迎えられました。そういえば、昨年も穏やかな天候でありました。
 ここ何年かの特徴として、クリスマス寒波がやってきて、一時寒さがゆるみ、再び年末に寒波が来るという状態でありました。塾生の来る前に寒さに震えながら何人かで駐車場の雪かきをした記憶もあります。わずか20台くらいしか停まれない駐車場で、普段はもう少し広ければいいなぁ~と思う駐車場も、雪かきする時はなんて広いんだろうと思いますので、ほんとに人間は身勝手なものです。
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 さて、午後9時門馬指導員が菅原君を乗せて自宅に迎えに来てくれました。道場長と4人で道場に向かいます。車には年越しそば、神棚にお供えする神饌(米、酒、塩など)、破魔矢、お茶道具、道衣、装束などでいっぱいです。15分ほどで道場に着きます。一昨年は午後10時過ぎに道場に着いたところ、すでに駐車場に3台も待っていましたので、昨年から少し早く来るようにしました。もちろんまだ誰も来ておりませんでした。
 22日に稽古納めをしてから、久しぶりの道場です。
 更衣室、談話室、道場の暖房を入れたり、カレンダーを掛け替えたり掃除をしたりしているうちに三々五々塾生がやってまいります。
 午後11時から稽古を始めましたが、ベテランも初心者も混ざる稽古ですので当然基本の技を中心に行います。近所の皆さんに迷惑にならぬよう受け身は大きく手をたたかないで、出来るだけ音を立てないよう注意をいたしますが、時折忘れて大きな音を立てて受け身を取る人がいます。そして思わず首をすくめる動作をするなど、年越し稽古ならでの風景です。
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 稽古前にはもちろんストーブは止めるのですが、今年はうっすらと汗をかくほど道場の中の熱気は最高潮。皆さん真剣に稽古をされている証拠でしょう。
 午前0時が近づくといったん稽古を止め、服装、呼吸を整え、神棚の灯明に明かりを灯し、道場の電気を全て消して、ローソクの明かりだけで10分ほど黙想をいたします。
 道場のあかりを点けた時には、めでたく年が明けております。
 全員で新年の挨拶をした後、残りの時間稽古し、0時15分に終了いたしました。
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 休憩を挟み(その間私は神官の装束に着替えます)、0時30分から「歳旦祭(さいたんさい)」を執行いたします。……ウィキペディアによると「歳旦祭」とは、戦前の祝祭日の中の皇室祭祀令に基づく小祭日の一つ。現在では新暦1月1日に宮中三殿で行われる年始を祝う祭祀である。デジタル大辞泉においては、元旦に、宮中および諸神社で、皇室ならびに国民の繁栄と農作物の豊作を皇祖・天神地祇に祈願する祭祀。……
 装束に着替え、歳旦祭の祝詞を奏上させていただきました。祝詞の中にはもちろん、新しい年・月・日を寿ぎ、年神様に感謝し、神前に皇室・国家・国民を言祝ぎ、「天下泰平」「五穀豊穣」「万民豊楽」そして参加の塾生の住所氏名を読み上げ、それぞれの心願成就の祈願をさせていただきました。
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 その後、玉串を私、石村指導員、鈴木指導員、門馬指導員の4人が行い無事終了。最後に本年の年、皇紀、和暦、西暦、干支、九星などの説明をさせていただきました。
 全員で年越しそばをいただき、午前2時頃解散いたしました。帰るときには私がご祈祷を済ませた「破魔矢」をお土産に塾生の皆さんにお渡しました。
 最後に近くにある八坂神社に立ち寄り初詣です。これも長年慣例になっています。今年はうら若き女性4名が同行しましたので、計8名の参拝となりました。それぞれ一年の運勢を占うためにおみくじを引きました。
 いつも寒さに震えあがるのですが(当然寒かったですが)、いつもの寒さはありませんでした。小雪が舞ったり、道路が凍ったりする年もありますが、今年はほんとに参拝日和でした。
 また、参拝が午前2時半から3時という時間帯です。午前0時過ぎから最初の多くの参拝客があり、その後の夜明け近くの参拝客が来るちょうど中間点のため、一番人通りの少ない時間帯です。一番寒さの強い時でもあります。事実例年ではそうでした。が、今年はいつもよりも参拝客が多く、人通りが絶えることはありませんでした。震災の影響で参拝客が増えたのかもしれません。
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 3,11大震災で被災された皆さまのご冥福と一日も早い復興を祈らずにはおられません。
 そして、本年は穏やかな良い年であることを願い、無事お参りを済ませ、自宅には午前3時過ぎに帰りました。
 私はその後、皆さまからお申し込みをいただいた「歳旦祭」のご祈願を「火祭り祈祷」をもって執行させていただき、凍えた体を湯船に浸し長い長い一日を終え、午前5時頃床につきました。何はともあれ、平成23年が終わり、新しい平成24年が始まりましたことに深く深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 塾生のみなさま、体に気をつけて本年も合氣道を大いに楽しんでください。
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by shinbu_369 | 2012-01-11 12:45