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 主催は「仙台市知的障害者関係団体連絡協議会」で、団体の構成は19団体(大野田はぎの苑、わらしべ舎・西多賀工房、高砂はげみホーム、はまゆう、ひかり苑、フォンテーヌ、仙台もぐらの家、きぼう苑、くるみの木、ワークつるがや、こまくさ苑、工房かやの実、かがやきの杜、エコー療育園など等‥)それぞれが社会福祉法人であります。
 構成団体がそれぞれレクリェーション教室の担当者を毎年選出し、年間の計画を決めます。例えば、昨年の教室は、「うきうき音楽クラブ」「3B体操」「創作」「パンとお菓子の手作り」「料理」「ニュースポーツ」「クッキングサロン」「合気道」などの教室があります。
 これらは、年6~8回教室を開きます。年3回の「フラワー」「クッキング」の教室。
 また、単発で戸外活動として、「バーベキュー」「芋煮会」も年一回開かれます。
 それぞれの施設の入所者に、今年はこのような教室が開かれますが、参加しませんかと案内を出し、受講生を集います。と同時にその教室の講師をそれぞれの専門家に依頼するわけです。
そして、施設の職員が、各教室の担当を受け持ち、講師と連絡を取りながら、教室の運営をしていくわけであります。
 「合気道教室」は、毎年5月~12月の月1回(日曜日)、年8回開催させていただいております。
 私が講師を引き受けさせていただいたのは、本部機能としての専門道場・利府道場を開設した平成14年のことです。従って今年の「合気道教室」は11年目ということになります。
60~70%の方が継続の受講生、残りがその年初めて受講される方です。3月中旬には、年間(5月~12月)の日程を決めます。この日程を決めるのが実は大変なのです。
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 合気会本部、東北連盟、宮城県連盟、泉区協会など公の行事日程が決まり、また私の先生・先輩・友好道場の日程などが決まったあと、重ならないように決めなければなりません。自分の道場の日程も必要です。当然行事は土・日ですし、教室の対象者のことを考えますと、時間・場所は常に同じ時間、同じ道場の方が分かり易いと思い、平成16年に仙台の郡山に仙台南道場を開設した後は、日曜日の14:30~16:00、仙台南道場と決めております。その時間は「仙台南道場・子供の部」の時間に当たるのですが、保護者の方の理解をいただき、子供の部の延長も中止し、時間変更をさせていただいております。
(※今年度から13:00~14:30と時間変更となり子供の部の変更はなくなりました)
 平成18年には、「日本ダウン症協会全国大会」が仙台で開かれ、「わたしたちは・いま」という部門で出演し、青年会館の会場イッパイの人たちの前で、舞台に上がり、合気道教室に来ている女の人が演武を行いました。私が受けを取ったのですが、堂々としたものでした。保護者の方にも大変感謝していただきましたが、…その人が今後生きていくうえでの励みになったのであれば幸いです。
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●普段の取り組み
 まず、施設の合気道教室の担当者が、仙台駅で集合し、長町駅まで一緒に受講生を連れて来てくださいます。仙台駅までは、自分で来られる人、家族の人に送ってもらってくる人などさまざまです。
 担当者だけでなく、ボランティア、ヘルパー、スタッフなど少ない時で2~3名、多いときは4~5名の方が、引率してきます。ですから、総勢14~15名になるわけです。
 長町駅まで、塾生が車2台で迎えに行き、教室を終えればまた、駅まで送ります。
通常の教室の稽古は、準備運動、受身などから始め、休憩(暑い時とか、そのときの状態を見ながら、1度あるいは、2~3度の休憩)を挟み1時間30分行います。マンツーマンで稽古しますので、私どもの塾生が毎回ボランティアで一緒に稽古してくださっています。この点はほんとにありがたく、皆さんに感謝しております。
 稽古だけでなく、毎回の送り迎えを率先してお手伝いくださる塾生の方にはほんとに感謝するばかりです。
●問題点
 知的障害(こんなこと書くとお叱りを受けますが、説明をする関係上お許し下さい)の程度がまちまちなので、一律に同じことを稽古するのが非常に難しい面があります。私たちの塾生でも年令、稽古時間などにもよりますが、覚えの早い人、遅い人様々です。
 受講生も同じです。そして毎年受講している人、初めての人、元気な人、そうでもない人など様々です。本人の年数により、程度によりレベルを上げてあげたいと思うのですが、非常に難しい面があります。
どのような技をどのように指導していくか、工夫をしていかなければならないというのが、私自身の今後の課題です。
●塾生への理解
 一般塾生は合気道を稽古する動機も様々ですから、この「知的障害者合気道教室」に非常に関心が高く、毎回積極的に協力してくださる方、ほとんど無関心の方と色々です。従って、全員に関心を持ってもらえるとは思っていませんが、私たち塾の基本方針の一つに「合気道を通して世の中に貢献を!」というものがあります。出来れば全員の塾生に関心を持っていただきたいのですが、全員の方に浸透させるということの難しさを感じています。
 今後は、一般の塾生だけでなく、子供の部の上級生には、一緒に稽古に出てもらい、意識を高めてもらいたいとも思っています。
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●武道の果たせる役割
 例え、知的障害がある方でも、武道は日本の文化であり、礼に始まり礼に終わる。ということを絶えず教えております。
 道場に来たとき、帰るときの挨拶、道場に入退場するときの礼儀作法、できるだけ正座をすることとか、稽古の前・後の黙想、お互いに挨拶をして稽古を始めること、ということなど…
 おかげさまで、礼儀正しくなったという感謝の言葉を聞くことがあります。
どこまで理解してくれるかは分かりませんが、稽古のたびに行う礼儀作法は自然に身についていくと思います。
 今後も、もっともっと合気道を通して私に何ができるかを問い続けて生きたいと思っております。
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by shinbu_369 | 2012-05-10 22:50