<   2013年 08月 ( 4 )   > この月の画像一覧

b0212413_13407.jpg
 畳をあげて元の状態にし、玄関前で全員の集合写真を撮り、ホテルに帰りました。例年ですと夕食前の楽しい自由時間があるのですが、予定の時間が遅れていましたので今年は残念ながら有りませんでした。
 毎年子供の夏合宿に合わせて作られるTシャツを配り、IDと班の発表です。
 これからは班長の大切な役目が始まります。合宿中何度も班長会議を行いますので、その結果を自分の班の子供達に伝えなければなりません。そして子供たちも班長の言うことをよく聞いて班として纏まらなければなりませんので、団体行動を学ぶ上では稽古よりも大切な時間となるかも知れません。
b0212413_1142643.jpg
 部屋割を発表された後、それぞれの部屋に行って片付けを済ませればすぐ夕食です。班ごとに班長が引率をして食堂前に集まり、班ごとに並びます。
 全員、黙想!そして「いただきます。」と言ってから夕食をいただきます。
 夕食を済ませ、一服の後私の話です。「塾長講話」として大切なことを話させていただく私が最も大切にしている時間です。が、今年は半分の時間しか取れませんでした。それでも「合宿に来る前から多くの変更がありましたが…と、そのことを話した上で与えられた環境の中で精いっぱい出来るだけの努力をする必要があること、また命の大切さ、食事の大切さ」などについて短いながらも一所懸命話させていただきました。
b0212413_142461.jpg
 その後は、子供たちが楽しみにしている寸劇です。合宿参加の皆に花火を届けようとしたところに悪漢が現れ花火を取られてしまいます。先輩がそれを取り返すのですが、親玉が出て来てまたいじめられて取り返されるのです。そこに道場長が現れて格闘をし、無事花火を取り返すという寸劇で、毎回筋は決まっているのですが、そのバトルが子供達には受けるのです。本年も大反響でした。今年はマツコデラックス!?の覆面も現れました。
 出演する子供もいつの間にか顔ぶれが変っています。今まで活躍していた子供たちが卒業しいなくなりましたが、夢中になって声援を送っていた子が出演です。来年は自分も出たいと今から張り切って申し出をする子もいます。
b0212413_145671.jpgほんとに子供の成長は早く、 何年も同じように合宿をしているのですが、気がつけばがらりとメンバーが入れ替わっているのです。寂しくもあり頼もしくもありますが、自分自身はそれだけ年々年を重ねているのだと思わざるを得ません。
そして、一袋ずつ花火を渡され外に出て花火大会です。打ち上げ花火は危ないので指導員、先輩たちが行います。最近の打ち上げ花火は昔のものと違ってすごいものです。感心するような物もあります。
b0212413_151351.jpg
 楽しい一時を過ごした後は、お風呂になります。これも班ごとです。班ごとに入る順番も事前に決めておいて、班長から伝えるようにしています。班の全員がお風呂から出て来たら、班長が次の班長に引き継ぎます。今年は少しお風呂の時間が短かったようです。
最後の班長会議を終えて、就寝となるのですが、これが一番の難物。大変なのです。子供達は興奮しているのでなかなか寝られません。
 私たち高齢の指導員は道場長、門馬先生他若手指導員に全面的に任せて、部屋で少しビールなどをいただきますが、実際は消灯後が大変です。疲れたと言って早く休む子はほんとに少数で、たいていは眠られないと話を始めたり、がさごそと動き回ります。
 消灯後何度か見回り静かにするようにと指導して回るのが大変です。自由にさせればよさそうなものですが、 ゆっくり休みたい子供にとってはうるさいことは苦痛ですし、夜中遅くまで起きていたため睡眠不足となり、翌朝は体調を崩す子が出て来るのです。
b0212413_153559.jpg
 興奮して眠りたくない子供たちを翌日のために、眠りにつかせるのですから大変です。
 夜中に何度も見回りますし、また保護者の要望事項に沿って薬を飲ませたり、トイレに起こしたりと年代の違う子供たちを預かっているのですから、間違いのないようにやらなければいけないことは沢山あります。道場長達は落ち着いて寝ていられないというのが実情です。
 2日目は6時30分起床。今までより15分遅らせました。洗面を終え45分に集合。準備運動を終えて、今度は班ごとではなく学年に分かれます。体力づくりの一環としてマラソンを行うからです。1~2年生はジョギング程度ですが、高学年クラス、中学生以上のクラスはかなりハードです。
b0212413_155379.jpg
 それを終えて、打ち込みと呼んでいる、正面打ち、横面に打ち、突きなどを行って朝のトレーニングは終了です。朝食は子供たちも喜ぶバイキングです。食事中はいつも各テーブルを私は見回りますが、食の細い子、モリモリと食べる子とに分かれます。遊ばずに一所懸命に食べる子はやはり元気です。
朝食後この夏合宿のために作成したオリジナルTシャツを全員が着て集合。ホテルの伊藤部長の案内で蔵王山頂に出かけます。ロープウェイ乗り場まで30分くらい歩き、50人乗りのゴンドラに二手に分かれて乗りこみます。晴れていましたので下界を見渡すと絶景の展望が開けます。一昨年に続き、山頂で大黒舞いを見ることが出来ました。そこから歩いて40~50分でドッコ沼に到着するのですが、今年は坂道を阿部君とミハイがお互いの足を持ち車のように回りながら下って行きました。
b0212413_161277.jpg
 子供たちもそれをまねて上手に出来る子、全く出来ない子もいましたが、皆一様に楽しんでいました。
皆のために中学生が手分けして運んでくれたジュースをドッコ沼でいただきながら休憩を取ります。小さい子はここで上級生に笹船の作り方などを教わっています。小石で水切りをしたり一時の涼を取った後全員の写真撮影をしてロープウェイ乗り場に向かいます。帰りは4人乗りのスカイケーブルです。これは思い思い気の合った子同士で乗り合わせるので楽しみの一つになっているようです。112名が4人ずつに分かれて乗るので28台。最初と最後ではかなりの時間差が出ますので着いた者からホテルに帰ります。
b0212413_164387.jpgb0212413_17181.jpgこの帯の結び方の練習がそろそろ終わりそうな時間に少し長めの地震がありました。強い揺れではありませんでした。体感では震度2くらい。
 そのままそのことを忘れていましたが、昼食のカレーライスを食べている時です。東北本線が地震のため不通になっているとの情報です。最近は中学生、高校生もスマートホンを持っています。その情報です。早速調べてみましたら、石巻は震度5弱、仙台市を含む宮城県内は震度4のところが多かったようです。東北本線、地下鉄などは安全点検のため一時ストップしていますが、幸いにも仙山線は遅れが出ているが不通にはなっていないということで少し安心しました。
b0212413_172330.jpg
 夏合宿(2)の最後に『「二度有ることは三度有る」心しなければ』と書きましたが、合宿が始まってからは初日の時間の遅れ以外には何もなかったので安心していました。
 しかし、三度目はこれか? と一瞬思いましたが、仙台駅に到着するのは16時57分です。まだ4時間以上あります。
 それまでには正常に戻っているだろうと思い、予定通り昼食後は最後の自由時間です。子供達は自由時間が一番好きなようです。部屋でトランプをしたり暑いのにボールを追いかけたり思い思いに楽しんでおります。一方で、今年は例年にも増して自由時間に温泉に入っていいですか? 入りたい。という希望者が大変多くいました。今まではお昼にお風呂に入れば疲れが出るし、一人で大浴場に自由に入らせれば危険なので禁止していましたが、余りにも希望者が多いので今年は思い切って自由時間に入るのを許可しました。
b0212413_174793.jpgb0212413_1102838.jpg
 太子堂、大河原はそれでも比較的順調に多少の遅れで済んだようですが、下りの電車はなかなか来ません。結局仙台駅で長いことが待たされ、予定より1時間以上遅れて岩切駅に着きました。岩切駅で待っていた保護者の方お疲れ様でした。もちろん他の駅の方も岩切駅ほどではありませんでしたが無事帰って来られるだろうかと心配されたことでしょう。最初から最後まで色々なことがあった今回の合宿です。こんなことは初めての経験でした。しかし、指導員、保護者、班長そして何より参加した全ての子供達の協力の基、素晴らしい楽しい合宿が出来たことに対して御礼を申し上げます。
b0212413_1101491.jpg
 合宿に参加された皆さんは自分の道場以外の友達も沢山でき、多くのことを学んだことでしょう。その学びを自分の道場で、また普段の生活でそれを生かして下さい。
 来年もまた再び、楽しい合宿の企画を考えて皆さんに案内を致します。楽しみにしていてください。
 合宿に参加された全ての皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

 感謝! 謹謝! 深謝!

◆夏合宿の写真はこちら
★☆★夏合宿【アルバム】Photo Album ★☆★

[PR]
by shinbu_369 | 2013-08-30 01:15
b0212413_15523981.jpg
 今年は暑さのくるのが早く、7月上旬には30度を超える日が何日か続きましたが、中旬からは不安定な天候が続き、下旬になっても梅雨明けに至りません。心配をしても仕方がありませんが天気が一番心配です。一週間前にも梅雨明け発表は有りませんでした。
 3日の出発当日は晴れ。助かりましたが、手放しで喜んでばかりもいられません。今度は暑さが心配です。(結局気象庁の梅雨明け宣言は何と合宿の出発当日の3日でした)
…人間とは何と欲の深いことでしょう。雨を心配し、晴れたら今度は暑さを心配する…
 何はともあれ、それぞれの集合場所から仙台駅3階みどりの窓口前に予定通り全員集合いたしました。毎年一人くらい、前日の夜か当日の朝具合を悪くしたりしてキャンセルが入るのですが、今回は全員元気に集まりました。
 しかし、さすがに合宿です。子供達の荷物の大きいこと。わずか一泊二日のことですが、合気道の道衣がありますので、中には自分の体より大きいのではないかと思われるようなリュック、ボストンバックをもった子供もいます。
b0212413_15541677.jpg
 幸い阿部宗玄君、ミハイ(弘前大学の大学院生で合気道部の主将…ハンガリーからの留学中、以前から私の知り合い、今回夏休み中で後学のため一緒に参加)、指導助手として参加する高校生などにその荷物を持ってもらいました。今まではどんなに大きな荷物でも車に積み込んでしまえばよかったのですが、電車移動のためその点は大変です。駅に入るのも子供たち全員に切符を渡してそれぞれ改札口を通ってもらえばいいのですが、小さい子もいますし、切符を渡して無くされても困ります。子供たちを改札口に並ばせて、手前に一人、構内に一人指導員が付き、切符を入れては子供を通し、構内で受け取りました。そして、仙台駅出発30分前には仙山線のホームで2両に分かれて並びました。事前の説明では「4両編成ですから、一両に固まらずに分かれて乗車してください。車掌にもそのことは話しておきます」とのことでしたが、実際にホームに入ってきた車両は6両編成です。車掌さんもホームに立っている方も何も言いませんし、知らん顔です。
b0212413_15531114.jpg
 並ぶ時も車両に乗り込む時も、乗った後も何もありません。あの事前の打ち合わせは何だったのだろうと今でも不思議に思います。
 何はともあれ、全員座席に座れましたし、車内ではトランプをしたり喋ったり結構みんな楽しそうに過ごしたようです。1時間弱で無事予定通り山形駅に到着いたしました。ホテルの方が改札口で待っていてくれたのですが、改札口を出た所のトイレで用たしです。何人がトイレに行ったか分かりませんが、100人以上の人数です。トイレの数が少ないのでしょう。トイレに行きたい人が全員済むまで30分以上かかったようでした。この時間は計算外です。もうすでに予定とずれが出てきています。3台のバスに分かれてホテルに向かいましたが、食堂で持参したお弁当をいただき、小さい子は移動で疲れただろうと思ったのでいつもより多く十分な昼休みを取りました。
 ホテルから10分ほど歩いて山形蔵王体育館に行き、そこの多目的ホールでの畳み敷きがあります。もちろんこの時間は折り込み済です。
b0212413_15533488.jpg
 事前に道場長が綿密に立てたスケジュールを私が入念にチェックし、OKを出した計画ですが、時間が大幅にずれてきました。例年ですとよほどのことがない限りスケジュール通りに進行し、遅れなども多くても10分前後です。
 今年はすでに30分以上の遅れがでています。こうなれば、その時間に合わせて臨機応変にやっていくしかありません。
 畳みを敷き終えた後は帯の色ごとに全員整列。私から指導員、指導員補佐、保護者などの自己紹介、そして注意事項などの後、黙想、合気道を学ぶ心構えの斉唱、続いて準備運動と続きます。ここでもう40分以上の遅れです。
b0212413_15544598.jpg
 準備運動の後はクラスを4グループに分けての「クラス別稽古」となります。普段の稽古でやりたくともなかなかできないクラス別です。合宿の稽古では一番重要な稽古です。
 特に中学生以上の部は私が受け持ちますが、普段どうしても小さい子供の面倒を見ながら稽古する子たちですが、この合宿のクラス別の稽古に限っては、他人の面倒をみることもなく同じような人と思いっきり稽古が出来ます。そのため少し難しい技を行います。
 小さい子は小さい子同士、上の子に見てもらうことなく指導員に教わった技を一生懸命に行います。
今までは、このクラス別稽古も一斉に終わって同じように休憩を取っていたのですが、今回は人数が多いため小さいクラスの子供たちが最初に休憩し、持参したスポーツドリンクなどを飲みます。保護者の方が手伝ってくださいましたので、スムーズに運んだようです。その間他のクラスは稽古を続けます。小さい順に終わっていきますので中学生以上の部は、最後まで稽古をしました。
b0212413_15545660.jpg
 これはこれで非常によかったのではないかと思いました。新しい発見でした。
 そして、次は体力作りの番。補強運動と呼んでいるのですが、走ったり、後ろ走りをしたり、馬と呼んでいる四つん這いになって走ったり、カエル飛び、クモ、ウサギ、手押し車など色々です。
 例年、準備運動の後、技に入る前に行っていたのですが、一昨年は暑さで具合が悪いと訴える子供が続出し、その後は技も出来ず見学をさせましたので、昨年から技の稽古の後に持ってくるようにしました。
体力作りですから、これは帯の色(級)に関係なく学年に分かれた方がやりやすいのです。同じ走るのでも、小さい子は一往復、大きい子は二往復、三往復と変えることが出来ますので。
 今年は時間が非常に少なく押していましたので、学年、体力に合わせて並び変える時間も惜しく帯の色の順に最初に並んだ通りの隊列で行いました。
b0212413_15551773.jpg
 この体力作りで子供はエネルギーを使い果たし、合宿に来て稽古したと思うのでしょう。合宿を終えてからの「3時間稽古はきつかった」という子供たちの誇らしげな言動。これが後々の大いなる自信につながっているのだと思います。
 …今年は残念ながら2時間程度の稽古で終わらざるを得ませんでしたが…
 そして2度目の休憩は、冷たい麦茶をいただきます。ひと休憩の後、佐川晴美指導員と竜次道場長の演武を見ます。子供達は女性の指導員であり大学生で若いですから晴美先輩と呼んで特に親しい間柄です。今年は中学生の大見川 空君が受けを取りました。
b0212413_15553378.jpg
 合宿前から何度も稽古を積んでいました。子供の能力はすごいものです。本気でやれば短期間でもほんとに上達するものです。今後どれだけ上達するか期待の星の一人です。上手く受験を乗り越え高校でも合気道を続けて欲しい一人です。
 道場長はいつもの華麗な演武を見せていました。今年は10月にロシアのサンクトペテルブルグで行われるスポーツアコードワールドコンバットゲームズに合気会の師範とは別に全国から若手の指導員2名のうちの一人に選ばれて出場することになりましたので張り切っています。
b0212413_15554563.jpg
 演武終了後子供達何人かに挙手をしてもらい感想を聞きますが、これがまた的を得ている感想もあるのです。小さい子供だと馬鹿にしてはいけません。小さい子供なりに一生懸命に見ているのです。大幅な時間の遅れを出して、稽古は終了いたしました。今年はお陰さまで具合の悪くなった子供さんはいませんでした。
b0212413_15555556.jpg

―――最終章(4)につづく
◆夏合宿の写真はこちら
[PR]
by shinbu_369 | 2013-08-23 15:58
b0212413_1250952.jpg
 交通手段が変更になったという案内状を再配布した後は、最終的な時間など詳細については実際に申し込みのあった塾生に、「夏合宿のしおり」を改めて配布するわけですから、細部にわたってはまだまだ検討する時間はあります。
 列車移動での合宿という初めてのことで参加者の減少が心配されましたし、実際に前評判は高く、合宿に行くという子供たちは多いのですが、申し込みは届きません。私どもの塾の特徴でしょうか? 合宿に限らず行事の申し込みに対しては一様に締め切り間近まで申し込みをしてくれません。主催者としては頭が痛いところです。特に合宿、芋煮会など事前準備が自分たちだけでなく他の方の手を煩わせる時などは非常に気を使います。
 合宿は一応予想人数で予約を入れているわけですから、少ないと迷惑をかけますし、多くなると部屋が足りなくなりこちらが困りますので、早めに連絡を入れる必要があるわけです。前評判の割には申し込みが少なくて心配しましたが、締め切り間近になってどっと申し込みが有り、結果的に過去最多の昨年の100名を越え、112名で実施することになりました。大まかなことは私も相談に乗り積極的にアドバイスをいたしますが、細かいことは門馬先生と相談しながらほとんど道場長が行います。
b0212413_12504025.jpg
 グループ分け、部屋、班長、スケジュール、ID作成、ジュース・花火の購入等など詳細に決めなければいけないことはいっぱいあります。
 今回は電車移動ということで、集合場所を岩切駅、太子堂駅、泉中央駅、仙台駅としましたのでそれぞれに責任者が必要です。しかも、大河原駅までは迎えに行けませんので、丸山拓也君、阿部優貴君に小学生の子供たちを引率して来るようお願いしました。拓也君、優貴君にお願い出来るほど彼らも成長したということです。大河原駅の次の船岡駅からは高橋広大君も乗車しますので、この3人に全幅の信頼を寄せ任せました。そして、見事に期待に応えてくれました。
 お小遣いの額についても意外と多くの子供が家とか友達にお土産を買うので5千円では足りない、一万円は必要などと極端な希望を言ってくる子もいました。
b0212413_12511631.jpg
 結局「合宿のしおり」には各駅の集合場所・時間はもちろん、おやつ(500円以内)、持ち物などの注意事項の他に、「お小遣いは千円以内(必要な子のみ)、売店がありますが部屋では自由にお水が飲めます。ご家庭へのお土産は不要として、過度のお小遣いは持たさないようにしましょう。」という一文を付け加えました。高学年の子供さんは売店でお土産を買いたいという楽しみは分かりますが、いろいろな環境の子供さんが参加していますし、学年も様々、低学年の子供さんに好き勝手にお家へのお土産を買わせるためにお小遣いを渡せる家庭はそう多くないと思います。ここは高学年の子供さんには自分のことだけでなく色々な子供達がいるということを考える機会にしてもらいたいところです。b0212413_12515369.jpg
 そんなこんなで順調に準備が整っていた時に、またもやホテルからの電話です。部屋もすでに分けてもらい部屋番号も分かり、例年同様班ごとに4~5人の部屋割を決定していたのですが、学生のソフトテニスの全国大会が山形で開催され、急遽多くの予約が入ってきたので、何とか一部の部屋を返してくれませんか。返していただいた方々には大部屋で寝てもらえれば助かりますというのです。もちろんこちらが最初に予約(昨年の合宿から帰って来る時に今年の予約をしてきているわけですから)をしていますし、部屋までもらっているのですから、私どもが優先ですので駄目だと突っぱねることもできたでしょう。ですから、ホテルからは低姿勢の「相談ですが…」という申し出です。ホテル側も困っているのでしょう。道場長も一存で返事するわけにもいかず、検討して後で連絡を入れますということでひとまず電話を切り、どうしますかと私に相談してきました。
 一瞬、私も「今更何を勝手な」と腹を立てそうになりましたが、ここで腹を立てても問題は解決しません。与えられた環境の中で如何に楽しく有意義な合宿に出来るかが問われているのだと思いました。ここで部屋ももらっているのだからとホテルからの依頼を突っぱねて、ホテルに泊まってもきっとわだかまりが残って、返って気まずい雰囲気になるかも知れないのです。
b0212413_1252923.jpg
 112名が宿泊するということですでに部屋をもらっているのですが、返して欲しいという部屋の数が何とも中途半端なのです。残りの部屋で宿泊を組みかえようとしましたが上手く割り振りを出来ません。学年ごとに泊まるとか、班の編成を従来の4~5人ではなく
 一部の班だけの人数を多くするとかすればいいのかも知れませんが、譲ることが出来るものと譲ることのできないものがあります。私どもにとって班の編成は譲ることのできないものです。近ごろの子供たちの世界では、大きな子供が小さい子供の面倒をみたり、逆に小さな子供が大きな子供に教わったりという、いい意味での縦の社会が消えて久しくなります。団体行動もほぼ同学年という横の繋がりだけです。
 私どもの合宿の大きな目的の一つでもありますが、班長がその班のことに責任を持ってスケジュールを伝えたり、面倒を見たり、一緒に風呂に入ったりという行動を取ります。もちろん食事も全員で一緒にいただきますが、好きな子供同士で食べるのではなく、班ごとにまとまります。ですから班の編成は10人前後だと多過ぎるのです。班長の目が届きません。5人前後が過去の経験から最適なのではと思っています。班長になった子供はきちんと自覚を持って行動してくれますし、班長の次の学年の子供は班長をよく助けて手伝います。次に自分が班長になった時にはどう行動すればいいかを考える子供も多いようです。…合宿が終わってから全員に感想文を提出してもらうのですが…その感想文からも伺えますし、実際に今回は班長に指名してくれるはずだから参加したという子供の声を多く聞きました。今や班長は合宿に参加する子供たちにとってのステータスとなっているようです。
 小さな子供さんにとっても班長は頼れる兄(姉)貴分であり、あこがれの対象のようです。
b0212413_12522795.jpg
 その班編成を多くの人数にしたくもないし、一部の人だけ大部屋にするというのも不公平です。あれこれ考え相談した結果、女子は従来通り4~5人部屋。男子だけ全員宿泊を大部屋にすることにしました。班編成の人数はそのままです。従って自分の班だけではなく班長同志が話し合いをして譲り合いをしなければならないことも出てくるかも知れません。
 春合宿では宿泊所は全館貸し切り(小さめの宿で定員は約55名)でしたから、部屋数が限られていましたのであぶれた子供は何人か指導員と一緒に大部屋で泊ったことが何回かありました。ずいぶん前のことになりますが。
 ですが、男子全員が3つの大部屋に分かれて宿泊するというのは初めての経験です。昔の修学旅行のようでいいかな? 考えている最中に、懐かしい「まくら投げ」という言葉が浮かんできました。
 今回の合宿は出発する前から色々なことがありました。「二度有ることは三度有る」と言います。心してかからねばなりません。

―――(3)につづく
◆夏合宿の写真はこちら
[PR]
by shinbu_369 | 2013-08-18 12:53
b0212413_1342253.jpg
 『合氣道神武錬成塾・平成25年夏合宿IN山形蔵王』と名付けられた合宿が本年も8月3日~4日と行われました。
 「泉武道館合氣道場」から「合氣道神武錬成塾」と平成12年に名称を変更し、宿泊だけでなく稽古も取り入れた現在のような夏合宿を開催し、その時を第1回と数え年に2回(夏・春)合宿を行ってまいりました。
 平成23年の春合宿は申し込みも済ませ、2週間後に実施するために色々な最後の準備を行っていた時にあの大震災が発生し、残念ながら急遽中止をいたしました。
 以後諸々のことを考慮し、当分の間春合宿は中止とし、年に一度夏合宿だけを実施しております。本年は第24回目の子供の部の合宿となります。
 本年の合宿はハプニングの連続でした。
 いつものように、合宿の案内を6月9日から配布を始め締め切りは7月15日としておりました。早い人からはすでに申し込みをいただいていた6月20日、ホテルから道場長に電話がありました。昨年までホテルから4ヶ所に分けてマイクロバスで迎えに来て頂いていたのですが、「今年から急遽迎えに行けなくなりました」というのです。…詳細は書けませんが…
b0212413_1343775.jpg
 会費も稽古場所も集合場所も従来の通り決めて案内状を配布したわけですから、一瞬あぜんといたしました。いまさら子供さんたちが楽しみにしている合宿を取りやめるわけにはいきません。合宿所の変更、日程、交通手段など頭の中が目まぐるしく回転しましたが、その場で回答することは出来ません。後日検討することにして、その場の電話は終わりました。合宿実施まで一ヶ月半、合宿所、稽古場所、日程など今から探しようがありません。出来ることは、交通手段を考えることだけです。幸いにも山形県内であれば迎えに行けるというのです。道場長と二人ああでもないこうでもないと言いながら検討した結果、仙山線を使って仙台駅から山形駅まで行き、山形駅に迎えに来ていただくしかないとの結論に達しました。
 集合場所は仙台駅、東北本線の岩切駅、太子堂駅、泉中央駅にそれぞれ集まってもらい、そこから仙台駅まで引率という手段しかないのですが、困ったことに大河原駅までは迎えに行けません。高学年の子供さんは一人で仙台駅に来られるでしょうが、低学年の子供さんは保護者の方が仙台駅に送ってくれない場合には残念ながら合宿を諦めざるを得ない子もいるかも知れないが、それはそれで仕方がないと、改めて合宿の案内状を作り直し6月24日から再配布いたしました。昨年は過去最多のちょうど100名で実施されましたが、本年はかなり少なくなるだろうと覚悟しておりました。
b0212413_13435569.jpg
 100名近くの人間が電車に乗るわけですし、子供たちを1時間も立たせていくわけにもいきませんから、JR駅の担当部署を探し出し電話で依頼いたしました。「車両の増両をして欲しい」と。担当者の方は調べて後ほど連絡をくれるということでしたが、昨年の実績を調べたところ、車両の増両は出来ないと断られてしまいました。乗車率が130%を越えないと増両はしないのだそうです。
 快速で行くか、各駅停車で行くか。夏休みの土曜日です。山形に遊びに行く人も多いかも知れません。担当者の方に相談すると、「快速は込み合うので普通の方がいいかもしれませんね。落合か愛子までは込み合うかもしれませんが、そこからはガラガラです」というアドバイスをしてくれました。「何れにしても早めに決定して連絡をください。100名前後の人が乗車するということを現場にも伝えておかなければいけませんから」と言うのです。
b0212413_13443394.jpg
 道場長と二人で散々迷った挙句、各方面からの発車時間、仙台駅に着く時間などを調べ、担当してくれた方に「普通列車で行く」ことを伝えますと、「各駅停車では大変ですよ、快速で行かれたらどうですか?」と言います。先日の話では「快速は混むので普通で行くように勧めたのではありませんか?」と言いましたが、「そのようなことは言いません」と言うのです。「各駅停車だとその都度乗客が乗り降りするし時間はかかりますよ」と呆れるばかりの対応です。昔「親方日の丸」という皮肉った言い方があり、膨大な赤字を抱えた国鉄の対応を一瞬思い浮かべるほどでした。
 またしても、快速の時間に合わせて東北本線の上り、下り、地下鉄の時間を調べ直すことになりました。

つづく

◆夏合宿の写真はこちら
[PR]
by shinbu_369 | 2013-08-15 13:47