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 全道場・教室の塾生のどなたでも参加できる演武大会も回を重ねて本年は第13回となりました。振り返ってみますとわずか13回の間にも数々のドラマがありました。
 平成11年に「泉武道館合気道場、オレンジワン少年教室、荒巻少年教室」の3ヶ所を「泉区合気道協会」として管轄しておりました関係上、「第一回泉区合気道協会演武大会」を開催いたしました。
 平成12年4月、現在の「合気道神武錬成塾」を新たに立ち上げ、それまでの3ヶ所を「合気道神武錬成塾泉教室、合気道神武錬成塾ダイエー・オレンジワン教室、合気道神武錬成塾荒巻少年教室」と名称を変更し、本格的に合気道の普及に乗り出しました。
 同年4月、「茂庭台合気道少年クラブ」として須藤信行師範が独自に展開していたものを「合気道神武錬成塾茂庭台少年クラブ」としてグループに加わり、6月「富谷教室」、7月「名取教室」、「原町教室」、平成13年5月「亘理教室」、6月「角田教室」、「丸森教室」と次々に新な教室を開設、その勢いを持って上記10ヶ所の本部機能を持たせた合気道専門道場を平成14年5月利府町に建設いたしました。
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 専門道場が出来たお陰で、今まで各教室で行っていた一般の部の審査を日曜日に合同で行うことが出来るようになりましたし、「親睦会」を立ち上げ「芋煮会、鏡開き…餅つき」などの行事も出来るようになりました。
 飛躍的な発展の一つとして、その年の11月に「泉区合気道協会創立15周年記念並びに第一回合気道神武錬成塾演武大会」を泉武道館で開催いたしました。その時の参加者は記録によると142名(一般の部75名、中学生3名、小学生54名、幼稚園児10名)でした。
 その後、天井にアスベストを使用しているという問題で、泉武道館が改修工事のため4ヶ月、荒巻コミュニティーセンターの建て替えで7ヶ月使用できなかったり、どうしても塾生が増えずやむなく丸森教室を閉鎖、オレンジワンから代わったコナミ教室がダイエー店の撤退で閉鎖など、発展を阻害する障害も多々あったものの、それ以上に「仙台南道場」の専門道場を新たに建設したり、「大河原教室」、「青葉カルチャー教室」、「泉カルチャー教室」を開設、荒巻少年教室を子供の部対象だけだったものを一般の部に対象を広げ「荒巻教室」としたり、「古川道場」、「石村教室」と発展を遂げ震災前には直轄の塾生500名、グループを入れると600名を超える塾生になりました。
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 それに伴い、演武大会の参加者も増え続け一時は250名前後となり、長時間の演武大会となっておりました。新たな演武会の方法を模索するとともに記念すべき「第10回」をどのような形にしたらよいかを考えていた年の3月11日・14時46分あの東日本大震災。私としては「3,11」と何時も呼んでいますが、あの大震災によって東北地方は壊滅的な打撃を受けました。私どもで使用させていただいている全ての武道館が避難所となったり、大きく壊れて使用できなくなりました。
 それどころか、電気、ガス、水道、電話などの全てのライフラインがストップしましたので合気道どころではない日々が続きました。
 そのような状態がしばらく続きましたから、生きていくだけの生活に直接関係のない合気道などは今後何年も復活できないかも知れないと思いました。震災後すぐ雪が降り、寒さ飢えとの戦いでもありました。加えて放射能という目に見えない誤解による間違った情報が交錯し、子供さんが戸外で遊べなくなったりもしました。
私どもの住む内陸部でさえそのような状態でしたから、直接津波の被害を受けた方々はいかばかりだったかと……、
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 当時の記録を調べてみると、3月11日(震度7、M9,0)、そして最大余震はちょうど一ヶ月後の4月11日・17時16分(震度6、M7,4)がありました。それを除き3/11~4/11の一ヶ月の間に、震度4以上が94回、有感地震は1,220回との発表がありました。
 それでも人間はただ単に働いて食べる…生きていく…だけの存在ではないようです。そのような劣悪な条件の下でも未来志向とか向上心とか、何らかの行動を取りたい衝動に駆られるのだと思います。私自身も合気道に対する思いがふつふつと湧いてきていましたし、「稽古の再開は何時ですか?」とか、「子供が外に行けないので家の中で暴れて困っています。早く道場を再開してください」などと塾生の中からも、子供の保護者からもそのような声が私に届いてきました。
 渦中にいる者としては「こんな非常時に合気道の稽古どころではないだろう」と非難されるだろうと再開を躊躇しておりましたが、様々な葛藤の中でとにかく出来ることから始めようと悩みながらも約2週間後の3月26日に利府道場・仙台南道場の2ヶ所を、翌27日(お借りしている中で平成19年に立て替えたばかりの荒巻コミュニティーセンターだけは全く被害がありませんでしたので)荒巻教室を再開いたしました。
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 再開しても「ガソリン不足で稽古にいけません」とか食料が十分にないため「何時間も並んで食料品を買っています」等など…、私の家も一カ月以上ガスがストップしましたし、断続的に断水しましたので、風呂にも入れませんし、食事の準備にも手間取りました。…稽古をするにはまだ周囲の環境は十分に整ってはおりませんでした。再開したばかりの直轄塾生は100名前後と8割減、2割になってしまいました。
 もともと、私が「ブログ」を書き始めたのはこの震災がきっかけでした。何かを発信しなければならない。と切に思ったからでした。
 ………、話が大きくそれてしまいました。震災関連のことを書き始めると紙面がいくらあっても足りません。何かの機会にまた書くこともあると思います。
 話を演武大会に戻します。
 増加の一途をたどっていた演武大会の参加者ですが、震災後は塾生の減少と共に参加者は少なくなり、昨年は147名、今年は173名でした。(子供の部92名、一般の部64名、招待17名・本年も宮城県合気道連盟 角田 稔 理事長、渡邊 新 副理事長兼事務局長にも来ていただき、すばらしい演武を披露していただきました)
 国旗は私のこだわりで前面に第一回から掲げておりましたが、小さい団体の一行事ですから国歌を歌うまでもないと今までは国家斉唱をしてきませんでした。
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 しかし、現在の国内外の状況を鑑み「これではダメだ。どんな小さな団体でも、仮初めにも武道団体である。」との思いで、今回から最初に「国歌」を全員で斉唱することにいたしました。そして、開会の私の挨拶の中で「君が代」の謂れ、解釈等に触れさせていただきました。最盛期にはたっぷり3時間以上かかっていた演武大会も最近は適正時間になり、本年も2時間10分で終了いたしました。
 一年に一度の演武大会です。来年はもっと多くの塾生に参加していただきたいと願っております。
◆◆◆演武大会の写真はこちら◆◆◆
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by shinbu_369 | 2014-12-10 14:43