平成25年…子供の部・夏合宿-(2)

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 交通手段が変更になったという案内状を再配布した後は、最終的な時間など詳細については実際に申し込みのあった塾生に、「夏合宿のしおり」を改めて配布するわけですから、細部にわたってはまだまだ検討する時間はあります。
 列車移動での合宿という初めてのことで参加者の減少が心配されましたし、実際に前評判は高く、合宿に行くという子供たちは多いのですが、申し込みは届きません。私どもの塾の特徴でしょうか? 合宿に限らず行事の申し込みに対しては一様に締め切り間近まで申し込みをしてくれません。主催者としては頭が痛いところです。特に合宿、芋煮会など事前準備が自分たちだけでなく他の方の手を煩わせる時などは非常に気を使います。
 合宿は一応予想人数で予約を入れているわけですから、少ないと迷惑をかけますし、多くなると部屋が足りなくなりこちらが困りますので、早めに連絡を入れる必要があるわけです。前評判の割には申し込みが少なくて心配しましたが、締め切り間近になってどっと申し込みが有り、結果的に過去最多の昨年の100名を越え、112名で実施することになりました。大まかなことは私も相談に乗り積極的にアドバイスをいたしますが、細かいことは門馬先生と相談しながらほとんど道場長が行います。
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 グループ分け、部屋、班長、スケジュール、ID作成、ジュース・花火の購入等など詳細に決めなければいけないことはいっぱいあります。
 今回は電車移動ということで、集合場所を岩切駅、太子堂駅、泉中央駅、仙台駅としましたのでそれぞれに責任者が必要です。しかも、大河原駅までは迎えに行けませんので、丸山拓也君、阿部優貴君に小学生の子供たちを引率して来るようお願いしました。拓也君、優貴君にお願い出来るほど彼らも成長したということです。大河原駅の次の船岡駅からは高橋広大君も乗車しますので、この3人に全幅の信頼を寄せ任せました。そして、見事に期待に応えてくれました。
 お小遣いの額についても意外と多くの子供が家とか友達にお土産を買うので5千円では足りない、一万円は必要などと極端な希望を言ってくる子もいました。
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 結局「合宿のしおり」には各駅の集合場所・時間はもちろん、おやつ(500円以内)、持ち物などの注意事項の他に、「お小遣いは千円以内(必要な子のみ)、売店がありますが部屋では自由にお水が飲めます。ご家庭へのお土産は不要として、過度のお小遣いは持たさないようにしましょう。」という一文を付け加えました。高学年の子供さんは売店でお土産を買いたいという楽しみは分かりますが、いろいろな環境の子供さんが参加していますし、学年も様々、低学年の子供さんに好き勝手にお家へのお土産を買わせるためにお小遣いを渡せる家庭はそう多くないと思います。ここは高学年の子供さんには自分のことだけでなく色々な子供達がいるということを考える機会にしてもらいたいところです。b0212413_12515369.jpg
 そんなこんなで順調に準備が整っていた時に、またもやホテルからの電話です。部屋もすでに分けてもらい部屋番号も分かり、例年同様班ごとに4~5人の部屋割を決定していたのですが、学生のソフトテニスの全国大会が山形で開催され、急遽多くの予約が入ってきたので、何とか一部の部屋を返してくれませんか。返していただいた方々には大部屋で寝てもらえれば助かりますというのです。もちろんこちらが最初に予約(昨年の合宿から帰って来る時に今年の予約をしてきているわけですから)をしていますし、部屋までもらっているのですから、私どもが優先ですので駄目だと突っぱねることもできたでしょう。ですから、ホテルからは低姿勢の「相談ですが…」という申し出です。ホテル側も困っているのでしょう。道場長も一存で返事するわけにもいかず、検討して後で連絡を入れますということでひとまず電話を切り、どうしますかと私に相談してきました。
 一瞬、私も「今更何を勝手な」と腹を立てそうになりましたが、ここで腹を立てても問題は解決しません。与えられた環境の中で如何に楽しく有意義な合宿に出来るかが問われているのだと思いました。ここで部屋ももらっているのだからとホテルからの依頼を突っぱねて、ホテルに泊まってもきっとわだかまりが残って、返って気まずい雰囲気になるかも知れないのです。
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 112名が宿泊するということですでに部屋をもらっているのですが、返して欲しいという部屋の数が何とも中途半端なのです。残りの部屋で宿泊を組みかえようとしましたが上手く割り振りを出来ません。学年ごとに泊まるとか、班の編成を従来の4~5人ではなく
 一部の班だけの人数を多くするとかすればいいのかも知れませんが、譲ることが出来るものと譲ることのできないものがあります。私どもにとって班の編成は譲ることのできないものです。近ごろの子供たちの世界では、大きな子供が小さい子供の面倒をみたり、逆に小さな子供が大きな子供に教わったりという、いい意味での縦の社会が消えて久しくなります。団体行動もほぼ同学年という横の繋がりだけです。
 私どもの合宿の大きな目的の一つでもありますが、班長がその班のことに責任を持ってスケジュールを伝えたり、面倒を見たり、一緒に風呂に入ったりという行動を取ります。もちろん食事も全員で一緒にいただきますが、好きな子供同士で食べるのではなく、班ごとにまとまります。ですから班の編成は10人前後だと多過ぎるのです。班長の目が届きません。5人前後が過去の経験から最適なのではと思っています。班長になった子供はきちんと自覚を持って行動してくれますし、班長の次の学年の子供は班長をよく助けて手伝います。次に自分が班長になった時にはどう行動すればいいかを考える子供も多いようです。…合宿が終わってから全員に感想文を提出してもらうのですが…その感想文からも伺えますし、実際に今回は班長に指名してくれるはずだから参加したという子供の声を多く聞きました。今や班長は合宿に参加する子供たちにとってのステータスとなっているようです。
 小さな子供さんにとっても班長は頼れる兄(姉)貴分であり、あこがれの対象のようです。
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 その班編成を多くの人数にしたくもないし、一部の人だけ大部屋にするというのも不公平です。あれこれ考え相談した結果、女子は従来通り4~5人部屋。男子だけ全員宿泊を大部屋にすることにしました。班編成の人数はそのままです。従って自分の班だけではなく班長同志が話し合いをして譲り合いをしなければならないことも出てくるかも知れません。
 春合宿では宿泊所は全館貸し切り(小さめの宿で定員は約55名)でしたから、部屋数が限られていましたのであぶれた子供は何人か指導員と一緒に大部屋で泊ったことが何回かありました。ずいぶん前のことになりますが。
 ですが、男子全員が3つの大部屋に分かれて宿泊するというのは初めての経験です。昔の修学旅行のようでいいかな? 考えている最中に、懐かしい「まくら投げ」という言葉が浮かんできました。
 今回の合宿は出発する前から色々なことがありました。「二度有ることは三度有る」と言います。心してかからねばなりません。

―――(3)につづく
◆夏合宿の写真はこちら
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by shinbu_369 | 2013-08-18 12:53