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子供の部合同審査会&合同稽古…平成27年5月

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 本塾では、子供の部の「合同審査会」を春(5月~6月)・秋(11月)の年2回実施しております。本年は5月17日(日)に行いました。昨年のブログにも書きましたが、平成12年6月10日(日)に第一回の合同審査会を行いました。その時の記録を調べてみましたが、泉教室、荒巻教室、富谷教室、コナミ教室の4教室から26名の参加者がありました。以来、春は「合同審査会&合同稽古」、秋は「合同審査会&演武大会」と銘うち開催してまいりました。数えて今年は第30回の合同審査会となりました。
 場所は泉武道館を使用させていただいておりますが、仙台市にあることと、私が指導している道場・教室の中では一番広いということが主な理由です。
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 第一回合同審査会の26名から順調に人数は増え、第八回(平成15年)には100名を超え、第16回(平成19年)には最大の161名もの子供たちが集まり、さすがの泉武道館でもかなり狭く感じるほどでした。
 平成23年の3,11大震災まではそのような状況が続いておりましたが、震災の年の春は武道館も使用できず、当然中止となりました。第23回(平成23年11月)は、それまでの約半数86名という寂しい人数でしたが、まだまだ震災の爪後も生々しい時期ですし、各地の武道館をお借りしている教室は、やっと再開されたところ、亘理教室、名取教室はまだ武道館が使えない状態の所もあり、開催出来るだけで有り難いという状況でした。
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 その後はズーッと100名を割り込んで、本年は91名の参加者でした。もっとも、子供の部の塾生が震災前は300名を超えておりましたが、現在は3割以上減の220名程ですから、100名以上の子供たちが集まらないのは当然なのかもしれません。
 まずは震災前の300名に一日も早く到達するよう日々努力しておりますが、現実はなかなか厳しいものがあります。
 審査会に先立ち昨年初めての試みで、大変有意義だったので、今年も3グループ『第一グループ(31名)は低学年と級の低い者、第二グループ(35名)は中学年と中級者、第三グループ(25名)は高学年・中学生と上級者』に分けて30分ほど技の稽古を行いました。審査の前ですから子供たちも真剣に稽古をしています。
 さて、審査会ですが、稽古終了後、道場の後ろにランダムに正座をして並びます。そして、竜次道場長が名前を呼びます。約束事として「大きな声で返事をし、真っ直ぐに手を上げる」ことです。普段の稽古でも、私は特に次の5つを守るよう指導しています。
 「大きな声で返事すること」「きちんとした姿勢をすること」「正しい挨拶をすること」「きびきび動くこと」「言われたこと(決まりごと)を守ること」
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 最初は全体で受け身(前・後ろ)、膝行などを行った後、第一グループは技を行う前に先輩が前に出て技の見本を示します。今年の見本の技を行うのは、泉教室の片桐康瑛君と大見川遥君でした。先輩が前に出て技の見本を見せてから行いますので、級の低い子も低学年の子もほとんどの子が出来ます。それでも出来ない子供には先輩たちが回っていますので、すぐに教えるようにしています。第二グループからは見本はありません。技の名前を言うだけです。原則として技は教えないのですが、どうしても出来ない子供には手助けをする場合もあります。それらは大学生、高校生の先輩に任せております。そして、第三グループは全く手助けを致しません。普段の稽古でもだらだらしたり、出来ないと思う子供たちも審査になれば一所懸命です。普段の稽古もあのように一所懸命やればすばらしいのになあとフト思い、一人苦笑いをすることもあります。
 無事三グループに分かれての審査が終わり、最初の体形に整列し私の講評を持って今年の春の「合同審査会と合同稽古」は終了いたしました。後は証と新しい帯を首を長くして待つのみです。
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by shinbu_369 | 2015-06-29 14:20