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明治大学合気道部ハンガリー合宿

下記文章はエステルゴムの新聞に掲載されました。


明治大学合気道部ハンガリー合宿

明治大学合気道部 ヘッドコーチ 白川勝敏

明治大学合気道部は3年に1度、学生の経験のために海外合宿を行っています。今年は、かねてから親交のあった合気道神武錬成塾の白川塾長からAikido Shinbukan Dojoのラスロ道場長に要請があり、日本からハンガリーへの合宿が実現いたしました。

4年生は3月に卒業のため、3年生以下の現役学生19名、指導部3名(監督、ヘッドコーチ、コーチ)、OB6名の28名が、225日~31日(56日)エステルゴムのホテルに宿泊し、稽古場所はShinbukan Dojoを借りて、午前、午後、夜間と13回の稽古に励みました。Shinbukan Dojoの通常稽古があるときには、ラスロ道場長の指導で道場生と学生の合同稽古を行いました。道場生も日本から初めてハンガリーに訪れた学生も言葉の壁はありましたが、合気道の技は共通です。すぐに打ち解け和気あいあいと楽しく稽古をいたしました。

難しい言葉などはいらず、すぐ打ち解けあえるのがスポーツのいいところだと思います。

合気道はスポーツというよりは日本古来の伝統武道ですが、合気道の創始者植芝盛平翁の意向により、試合を禁じられましたので、相手との優劣を競いません。合気道を通して精神性を高めるのを一番の目的としており、何よりも「和」を尊びます。この弱肉強食の世界にあって、和を尊ぶ武道がハンガリーにも根付くことを願っております。

 世界中に合気道が普及し世界の全ての人々が合気道の精神である「和」を学べば、世界中の戦争はなくなり、真の世界平和が訪れることと思います。

 合宿中の1日はエステルゴムを中心に貸し切りバスで、日本語のできる通訳によって、大聖堂をはじめとして、ハンガリーの歴史文化を観光しながら学ぶことができました。

 1日の朝、次の目的地ケチケメートでの45日の合宿地に向け、大変名残惜しいのですが、エステルゴムを後にしました。

ラスロ道場長のおかげで、楽しくて有意義な合宿を送ることができました。誠にありがとうございました。深く御礼申し上げます。


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by shinbu_369 | 2020-03-10 17:31